11月に開催された「2023沖縄本島1周サバイバルラン」に参加された印西市在住の三河賢文さんから完走してきましたよ~ということを教えていただきまして、なんともすごいレース内容だったので今回はそのご紹介となります。
今回完走したというこのマラソンなんですが、那覇を出発して沖縄本島を1周する390kmのコースを72時間以内に完走する必要がある、という内容のもの。
毎年参加者の半数以上が途中棄権、今回も74名中24人しか完走していないというなんとも過酷なレースで、睡眠時間は1時間ほどで三河さんは2日目の夜からは幻覚、幻聴、気絶を繰り返しながらゴールをされたとのこと。
マラソンがとにかく苦手なわたしには想像もできないような内容で、もうすごいとしかいいようがないですが、とにかく無事完走おめでとうございます~!
沖縄本島1周サバイバルラン について
“沖縄本島1周サバイバルラン“は2014年に初開催、コロナ禍での中止を経て2023年の開催が8回目となるサバイバルレースで2019年大会はNHK「ドキュメント72時間」でも放送されています。
自給自足(補給食等も持参、途中店舗などでの補充可)を基本として、沖縄本島を1周する390kmのコースを72時間以内での完走が必要というレースで、超ウルトラマラソン界では有名で非常に人気のあるレースだということです。
コースはアップダウンが多く、途中100kmほど補給場所など何もないエリアあり、仮眠所など無し(必要な人は公園などで各自)、これまで完走したランナーは約60名のみ(※複数回完走を除外した完走経験者数)で毎年参加者の半数以上が途中棄権する過酷なレースとなっています。
▼過去完走率
・第1回(2014):13%(4名/29名)
・第2回(2015):23%(10名/42名)
・第3回(2016):16%(8名/49名)
・第4回(2017):36%(19名/52名)
・第5回(2018):35%(23名/64名)
・第6回(2019):7%(5名/68名)
・第7回(2022):34%(19名/65名)
・第8回(2023):32%(24名/74名)
2023年の大会概要
■大会名
2023沖縄本当1周サバイバルラン
■開催日時
2023年11月24日(金)~27日(月)
■距離
390km
■制限時間
72時間
■コース
那覇から沖縄本島を1周して再び那覇へ戻る
印西市在住・三河 賢文さんが完走!
そんな過酷な超ウルトラマラソン「沖縄本島1周サバイバルラン」での印西市在住の三河賢文さんが完走されました。
1月に開催された「2023沖縄58ラン(100mile)」を24時間以内で完走し、本大会の優先出場権を獲得しての出場されましたが、夏以降は思うように走る時間が確保できず不安が残る中で出場。
2日目夜中に最終関門を数分前にギリギリ通過(直前に気絶、意識朦朧としてダッシュで滑り込み)、睡眠時間は1時間のみで2日目夜から幻覚、幻聴、気絶を繰り返しながらゴールをされたということでした。
完走時、ボロボロの状態だったようですが、なにはともあれ完走おめでとうございます!
三河さん自身による体験記として記事になっていますので、詳細気になる方はぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
幻聴、幻覚、気絶…「2023沖縄本島1周サバイバルラン」を走破(前編) : Running Writer
幻覚、幻聴、そして気絶…「2023沖縄本島サバイバルラン」を走破(後編) : Running Writer
三河 賢文さんについて
三河 賢文さんは2017年に都内から印西市へ移住、4人の子持ちで現在40歳(※2023年時点)。
大学まで陸上部に所属し十種競技を経験、2011年からダイエット目的でマラソンとトライアスロン競技に取り組まれています。
フリーライター・編集者・会社経営・陸上指導など多様な仕事をされていますが、ご自身の走っている経験に加え各地での取材により得た知識などを踏まえて主宰するランニングクラブ「WILD MOVE」でのランニング指導もされています。
マラソン自己ベスト
- ハーフマラソン:1時間12分59秒(2022/12)
- フルマラソン:2時間46分37秒(2017/2)
- 100kmマラソン:9時間08分11秒(2016/3)