2016年8月に開催予定だった印西市市制施行20周年記念花火大会の中止した問題で、打ち上げ業者から提訴されていた印西市が損害賠償を求めて逆に業者を提訴する方針を決めたとのことです。
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花火大会中止の問題については、もともと打ち上げ業者(印旛火工)側が、花火を打ち上げられなかったのは印西市の除草不足や整地不足が原因として、市に委託料1500万円の支払いを求めて昨年調停を申し立てましたが、合意見込みがないとして調停が不成立になったため提訴していました。
それに対して、今度は印西市側が「市に義務違反はなく相手方に原因がある」として、反訴する方針を決定した、ということのようです。請求額の内訳としては、会場設営委託料626万円、警備委託料507万円、除草委託料282万円、職員人件費144万円など、事業にかかった経費のほぼ全額が含まれるそうで、今回のこの方針については、関連議案が3月の市議会で議題にあげられ、可決されれば反訴となるようです。
一般的に花火大会として主催者側がどこまでの範囲をやるべきで、どこまでが打ち上げ業者がやるべきで、というのはわたしは全くわからないですし、経緯を端から端までちゃんとは追っていないのでなんとも言えませんが、事業経費のほぼ全てを損害賠償として請求するということは、印西市側は自分たち側が1ミリも悪くないという主張なんですよね、きっと。
結果中止になってしまったのですから、お互いに非を認めるべきところは認めて、今後に活かすというのは難しいのでしょうかね。。
まあ大人の世界はいろいろと難しいのでしょう。いや、今回は本当にどっちかだけが悪いとかあるんでしょうか。よくわかりません。後は裁判所がどう判断するかですね。
※2018/03/21追記 3月の市議会にて議案が可決されましたので、本格的に反訴となりそうです。
【花火中止問題】印西市議会にて花火業者に賠償を求める議案が3/20(火)に可決、損害賠償提訴へ