千葉県印西市に2020年6月にオープンしたフリースクールで、実際に我が子の不登校を経験した代表の方のもと、多くの街のボランティアなどの協力も得ながら運営されています。
通所の対象者は小学1年生~中学3年生までで、現在約30人登録(平均通所人数は14人程度)されているとのこと。
昔は何でもいいからとにかく学校に行け、という親御さんも多かったと思いますがテレビなども含めて不登校が悪いことではないよ、ということが徐々にではありますが認知もされてきているように思います。
毎年、夏休み明けのタイミングは学校に行くのがしんどいという子も多いということで全国で『#学校ムリでもここあるよ』キャンペーンというのも開催され、ぴおねろの森さんでもその一環で無料開放の日なども設けるとのことですよ。
ぴおねろの森 について
ぴおねろの森 は2020年6月に印西市内にオープンしたフリースクールです。
学校以外の学び場として、生きているだけで祝福される居場所を提供しています。
“ぴおねろ”とはスペイン語で「開拓者」という意味で、自分らしい道を切り開き力強く生きていってほしいという願いと共に、日本の教育の開拓者という意味も込められています。
■理念
「すべての子どもが安心して通える居場所」
「自由と自治を学ぶ居場所」
*自分のことは自分で決めます。
*みんなのことはみんなで決めます。
*子どもの「やってみたい」を大切にします。
*子どもの最善の利益を追求します。
ぴおねろの森の共同生活の中で浮上した改善点や、やってみたいことなどを語り合う『バナナの部屋』 という対話の場があります。
楽しい・嬉しい・美味しい を大切に
子ども達それぞれがゆったりリラックスできる空間づくりを目指し、自分の過ごしたいように過ごすことを一番大切にしています。
山小屋のようなお家には、室内アスレチックやブランコ、庭にはハンモックやかまどがあり、自由にのびのびと過ごすことができます。
里山に出かけたり、広々とした公園で思い切り遊ぶことはもちろん、ゲームやプログラミングをしたり、絵を描いたり、手作りの料理を通し、食育を取り入れたり、食卓を囲みながら、仲間同士の自然なコミュニケーションや対話が生まれることも大切にしています。
さらには、地域にいらっしゃる自分の得意なことを教えて下さるボランティア「街の先生」をお招きし、科学実験やアート&クラフト、環境問題に関するテーマを取り上げた企画など、様々な分野の体験活動に力を入れています。
そんな私たちが常に大切にしていることは、全ての活動において、大人が強制をしないということです。
参加不参加の自由を尊重し、子どもの自己決定、自主性を重んじ、自己肯定感を育んでいけるような関りを心がけています。
親同士が語り合い、学び合い、支え合う場に
二か月に一回程度、ぴおねろの保護者を対象に「おとなカタリバ!」「おとなマナビバ!」を開催しています。
『#学校ムリでもここあるよ』キャンペーン
日本全国の各フリースクール等で2021年8月19日〜9月6日で『#学校ムリでもここあるよ』というキャンペーンが実施、ぴおねろの森でも本キャンペーンの一環として以下を開催します。
>> 学校ムリでもここあるよ – 公式キャンペーンサイト。2021年8月19日〜9月6日の期間、家庭や学校以外の子ども達の居場所や相談場所をお伝えします。
居場所の無料開放
日時:2020年9月3日(金)および 9月6日(月)
対象:小中学生
電話相談
期間:2020年8月30日(月)~ 9月6日(月)
対象:小中学生
相談先:090-4133-8002
「街の先生」ボランティア大募集!
ぴおねろの森では「街の先生」ボランティアを募集しています。
生命・宇宙・元素・医療・数学・経済 歴史・芸術・IT・多文化・多言語…等、 様々な分野
自分の得意なこと、好きなことを子ども達に教えていただけませんか!
※詳細はHPをご参照下さい。 >> 『ぴおねろの森』ホームページ
ぴおねろの森 概要
■利用状況
登録人数:29名(小学生26名、中学生3名)
平均通所人数:14名
印西市内、近隣市町村
■ご利用案内
対象年齢:小学1年生~中学3年生
開室日時:毎週 月・火・金 10:30~15:00
閉室日:水・木・土日・祝祭日・長期休み
※予約不要・自分の好きな時間に来て、好きな時間に帰ってOK!
■利用料金
1日500円
※昼食代込み。毎回手作りの食事を提供します。
■問い合わせ
メール:pioneronomori@gmail.com
電話:090-4133-8002
■ホームページ
ぴおねろの森 ホームページ
代表者プロフィール
大河原 亜矢子(おおかわら あやこ)
看護師・千葉県養育里親
我が子の不登校を経験し、「不登校」を理解するために学び進めていくうちに、自己否定感や劣等感を抱え、閉じこもり、苦しみながら生きている不登校の子ども達が数多く存在することを知りました。
ある講師の方が「不登校は命と制度のミスマッチ」だとおっしゃいました。多様な個性を持った命を既存の制度にはめ込むのではなく、多様な命を尊重しその権利を守る制度が必要なのではないかと。
そして不登校の子ども達が発する命の叫びにもっと耳を傾け、これからの教育に役立てていくべきだと私は考えます。
多様な学び方、生き方を子ども自ら選択でき、それを認め合える社会、誰一人取り残さない社会を目指します!
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