株式会社新和 さんは印西市から東金市へ移転しています。
先日買ってみました〜とご紹介した、印西市内の板金屋さんが作るカップ麺抑えの「ボルダーマン」。
そのボルダーマンを購入してご紹介したのがきっかけで、工場見学しませんか〜?とお誘いいただきましたので行ってまいりました!
子供の頃に社会科見学とかで工場行ったりしましたけど、大人になってほぼ工場行くこと無かったので楽しかったです(*≧∀≦*)
新和さんはどんなものを作っている会社なのかなど、社員さんに少しお話しも聞いてきましたので工場がどんな感じだったのかとあわせてご紹介したいと思います!
株式会社新和 について
株式会社新和は建築金物(パーテーション)・医療機用金具などを生産する、いわゆる板金屋さん。
工場や倉庫など多数ある印西市松崎台に事務所および工場があり、実際にこの場所で様々な金物を生産されています。
ファイバーレーザーの設備を保持しており、かなり細かい作業ができるのが特徴ということでした。
こちらがそのファイバーレーザー機で作ったという”風神雷神”。(すげーですね。)
昨年(2020年)くらいまでは完全にBtoB(企業向け)で金属加工を行っていましたが、新型コロナで例に漏れず売上が落ち込み、今まで扱ってこなかったBtoC(個人消費者向け)の事業も徐々に開始。
こちらは、コロナウイルス対策グッズの第1弾として開発された非接触型ドアノブフック『あなたに代わっ手』。
ドアノブに触れずにドアを開けられるよ、というヤツで、その後改良版の『これっキリン』なんてのも発売。(キリンの形をしてます。)
新型コロナが流行するようになってからもう1年以上経過しているため、今となってはそれこそ100円ショップなどでも見かけるようになりましたが、開発当初は結構反響もあったようです。
その他、新型コロナ対策としては足踏み式消毒ポンプ台を開発。その名も『フットラック』。
こちらも今はいろいろなものを見かけるようになりましたが、新和さんの特徴としては”高耐食性メッキ鋼板“というものを使用、屋外で長期間雨風にさらされて使用したとしても耐久できるような素材なんだそうです。
また、ファイバーレーザーでくり抜きが可能なため、各企業向けにロゴ入りのものを製作できるというのももうひとつの特徴ということでした。
その他、元々はパーテーションにマスクをかけるフックとして生まれたボルダーマンも事務所内でも実際に引っ掛けられていました。
このボルダーマンをもとに作られたのが先日もご紹介した箸も置けるカップ麺の蓋抑えです。
これらの商品は、株式会社新和さんのECサイト「NewHarmony」で販売されています。今後の展開としてはキャンプグッズなんかの開発を進めていければ、ということでした。
今の時点でも”ポケットストーブ風防”や”ソロ鉄板”も販売されていますので、キャンプ好きな方は今後も引き続きチェックしてみるといいかと思いますよ!
ちなみに、新和さんのEC事業部公式のツイッターアカウントもありますよ。(中の人は阪神ファンだそうです。)
株式会社新和 企業概要
■名称
株式会社新和
■所在地
〒270-1338 千葉県印西市松崎台2-8-2
TEL: 0476-85-7008
■工場概要
敷地面積 3,411.56㎡
延床面積 1,232.02㎡
■設立年月日
1997年9月
2016年9月 和信産業 株式会社と資本提携
■資本金
30,000,000円
■従業員数
30名(男性25名 女性5名)
■生産品目
建築金物(パーテーション)・医療機用金具・住宅用エレベーター金具・鉄道車両部品・ソーラー部品・ユニットバス金具・その他
■ホームページ
株式会社新和 ホームページ
NewHarmony(ECサイト)
新和/EC事業部 公式Twitter
※2021年5月時点の情報です。
工場見学してきた!
少し話しもさせていただいた後、工場の方も見学させていただきました。
ざっくり分けると金属の板をくり抜く作業、曲げる作業、くっつける(溶接する)作業に分かれているとのこと。
そもそも一口に”金属”といっても種類がさまざまあり、現在は新型コロナの影響もあるのか金属の板がなかなか仕入れられない状況があったりするんだそうです。(新型コロナ、ほんとにいろんなところに影響があるんですねえ。。)
ファイバーレーザー、タレパンコーナー
こちらが何度か前述もしているファイバーレーザー複合機。
奥側に金属板の置き場があり、そこから運んでレーザー処理までほぼ自動(部品の付け替えのみ一部手動)で行うことができるため、24時間稼働させることができるということでした。
副工場長が撮ったファイバーレーザー加工の瞬間?この1枚を撮るのに相当な時間がかかったとか……このような工程を経て、鉄やステンレスの製品はお手元にビューンと届いているのです?♡ #板金加工 #知らない一面 #機械 #machine pic.twitter.com/2X0SrQNkIG
— 見習いお鉄だい? (@tetsudetetsudau) April 15, 2021
こちらはタレットパンチプレス(通称、タレパン)というもの。
くり抜く大きさによって付け替える必要があるため、こちらは手動作業が多めの機械だそうです。
くり抜かれた後の金属片たちの山。
ベンダーコーナー
お次は金属を曲げる作業工程に必要となる機械たち。
上と下から挟んでぐいっとして金属を曲げるのですが、こちらの機械はその上下の金型の交換もコンピュータが制御して全て自動で行ってくれるとのこと。
わたしが見ても何が何やらさっぱりですが、この指示に従って作業する(?)みたいです。
細かいことはよくわかりませんが、ものすごくスムーズに仕事をされていました。
溶接コーナー
今回このあたりはあまり特徴的なことをしていないということで、ほとんど見ていないのですが奥の方で溶接をしていました。
そんなこんなでぐるりと一通り工場内を見学させていただきましたが、大人になってほぼ工場行くこと無かったので楽しかったですね(*’ω’*)
パーテーションにひっかけるボルダーマンもお土産でいただいちゃいました。しかも売っている”S”じゃなくて”W”のやつ!レア(かどうかはわからないけどとりあえず嬉しい)!
もう1個お土産でいただいてしまったスマホ置きなんかも親のスマホから子どものタブレットまで結構活躍してます。
ちなみに、株式会社新和さんのホームページでは、今回わたしも見に行ったこちらの工場のバーチャル工場見学なんかもできたりします。機械の紹介動画なんかも見ることができますので、工場好きな方はぜひ見てみていただければと!
株式会社新和さん、この度は見学させていただいてありがとうございました~(*’▽’)